「00」の悲劇〜ファンブルの印象深さ

もう7月中旬になりましたが、5月末にクトゥルフ神話TRPGから2作のリプレイが出版されました。

るるいえシリーズは今作が10作目であり、もう定番とも言える作品ですね。以前の記事でも紹介していますが、内容は安定しているものの値段は相変わらずの高さであり、自分のような蒐集家はともかくとして普通の人がいきなり手を出すには躊躇してしまうんじゃないかと思います。
そうは言っても、niconicoなどを中心に今のTRPG界を制したクトゥルフなんですからもう少しリプレイに力を入れて欲しい、と思っていた所に新作のリプレイとして出版されたのが「セラエノ・コレクション」です。最近のラノベ系新書でよく見るB6サイズになり、何と言っても値段が約2/3になったことで、文庫ほどではありませんが手に入れやすくなったのはそれだけでも歓迎すべきだと思います。
その「セラエノ・コレクション」、内容を読まれた方は分かると思うのですが、こいつら「00」出しすぎじゃね、と感じた方は自分も含めて結構いると思います。それが、本当に「出しすぎ」ているのか気になったので、「セラエノ・コレクション」内で描写されたパーセンテージロールをすべてカウントしてみました。

以下はやや上記2書のネタバレを含みますので、お気をつけください。なお、計算方法については旧友のLucas氏から多大なるご指導をいただきましたが、仮に計算方法・結果が間違っていたとしても、私(しじゅうし)の理解力・知識が無かった故の誤りであり、あくまで責任は私にあります。

続きを読む