ちょっと真面目な話に挑戦

かわいそうなポジション。
それは、キャッチャーである。
ヤクルトの古田以降、キャッチャーのリードが注目され重要視されるようになって来た。それにより、今まで日陰のポジションであったキャッチャーが日の目を浴びるようになったことで、ＭＶＰに選ばれやすく（笑）なり、評価されるようになったことである。（例：今では重要なポジションの順位付けとして、三塁手＞捕手という人はまずいないであろう）

だが、最近はキャッチャーの重要性が浸透してきたことによる弊害が現れ始めている。
それは「キャッチャーのリードが悪い」という言葉が、悪いピッチャーを擁護するための免罪符になりつつあるということだ。たしかにＧのＡ選手や、わがＦの信二選手などのリードはあまりいいものではない。だが最近の風潮は、投壊現象に対する全責任をすべてキャッチャーにかぶせてしまって、思考停止しているように感じられる。
勝てば投げたピッチャーのおかげ、負ければリードしたキャッチャーの責任。そんな現在の状況を各球団のキャッチャーたちはどう感じるだろうか？