ファンサービスは誰に対して?

古い記事ですが
http://www.sanspo.com/baseball/top/bt200501/bt2005011803.html(サンスポ)
今年から、日曜日のジャイアンツ戦が午後5時からになったんですけど、これってどうなんでしょう?


そもそも「ファンサービス」とは誰に対してなのか? 球場に来てくれる人に対してなのか、それともブラウン管の前で観戦している人に対してなのか?
パリーグの球団の場合*1、選択の余地はない。(地元以外では)基本的にテレビ中継がない*2ため、「ファンサービス」は球場に来てくれる人をメインにすればいい。では、全国的人気球団であるジャイアンツの場合はどうだろうか?
今年から正確な数字にはなったが、東京ドームのジャイアンツ戦は常に満員の発表だったし、実際には満員とはいかないまでも半分以上の席は常にうまっていた。ということで、1試合あたりの観客を3万人と概算しよう。
次に、テレビの前で観戦している人を考えてみる。視聴率を10%と換算し、真剣にテレビを見ている人を約300万人と適当に計算すると、テレビの前で観戦している人は30万人となる。つまり、テレビで観戦している人のほうが*3圧倒的に多いのである。
確かに、日曜日の試合でナイトゲームの場合、次の日仕事がある人が大部分であるため、試合開始が早くなった方が次の日への影響は少ないだろう。しかし、1時間だけ早くなっても9時半終了が8時半になるだけである。なんだかんだで球場から出るころには9時になっているし、それから30分〜1時間かけて帰る*4ともう家に着いたら寝るだけである。まあ、10時過ぎに帰り着くよりはましかもしれないが・・・
つまり何が言いたいかというと、時間設定が中途半端だといいたいのである。どうせなら、午後3時プレーボールにした方が帰りは圧倒的に楽だし、テレビ中継を優先させるなら、昨季までのように6時開始でも問題ない。
・・・って待てよ、5時試合開始の場合、中継時間を9時までに完璧に区切ってしまえば、以前のように中継が延長して後続の番組が遅れることもなく、それによるクレームが減るだけなのでは? つまり、午後5時スタートというのは「ファンサービス」でもなんでもなく、単に「テレビ局の都合」なのではないだろうか。


こんな記事を書いている理由は、このシステムを「他の球団も導入すればいいのに」と書いてあったブログを目にしてしまったからです。虐げられてきた(笑)パリーグファンとしては、その程度で「ファンサービス」とはちょっと悲しいなあと思ってしまっただけなのです(笑)


*1:阪神と巨人以外の球団??

*2:地上波に限る

*3:こんな超適当な計算でさえ

*4:球場から出て30分以内に帰り着ける人のほうが少ないでしょう