フューチャーズ―ファイターズ 〜イースタンリーグチャレンジマッチ〜(鎌ヶ谷)

ついに見る機会がやって来ました、イースタンリーグチャレンジマッチ。育成選手枠を悪用効果的に利用しすぎている球団が気にならないわけではありませんが、趣旨には大いに賛同しています。特別ルールはいろいろあるのでこちらを参照してください。
結果はいろいろあってファイターズの勝ち。一応これで今期6勝5敗。
以下はスコアテーブルなどです。

FT|000 010 000 |1
F |000 401 041 |10

FT 染田、●山田裕、末永、深沢、岡本、金森―高森、山本大
F  糸数、○内山、中村、宮本、菊地―駒居
審判 PL萩原 2B石山
観客 400名弱(目視)

フューチャーズ
          打得安点 1回2回3回4回5回6回7回8回9回
(4) 石橋尚登  4010 二ゴ  投ゴ  左安失 遊飛
(2) 高森勇気  3010 中安  中飛  遊ゴ
 2  山本大明  1000               二ゴ
(5) 吉川元浩  4010 左安    空振右飛    左飛
(7)3山本光将  4020 三併    中安  投ゴ  中安
(9) 中村真人  4020   空振  右安  遊直  右安
(6) 十川孝富  4010   二安  空振  空振  空振
(3) 小山桂司  1000   空振
 1  染田賢作  1000       投ゴ
 1  山田裕司  0000
 1  末永仁志  0000
 1  深沢和帆  1010             二安
 1  岡本篤志  0000
 H  高森勇気  1000                 空振
 1  金森久朋  0000
(8) 下山学   4010   空振    右飛  一邪  中安
(D)7作田啓一  3100     三振  四球  左飛  遊併

         投球回 打者 投球数 安 本 振 四 失 責
   染田賢作  3   10  36 1 0 2 0 0 0
 ● 山田裕司  1    8  29 5 0 0 0 4 4
   末永仁志  1    3   8 0 0 0 0 0 0
   深沢和帆  2    8  28 1 1 1 0 1 1
   岡本篤志  1    7  29 3 1 1 2 4 4
   金森久朋  1    5  22 1 1 0 1 1 1

鎌ヶ谷ファイターズ
          打得安点 1回2回3回4回5回6回7回8回9回
(8) 佐藤吉宏  5010 右安  一ゴ  右直  中飛  投ゴ
(6) 今浪隆博  4110 左飛    右安四球  二ゴ  左邪
(7) 糸井嘉男  5221 空振    右安一ゴ    空振右本
(9) 金子洋平  3322 二飛    左安  左本  四球四球
(D) 渡部龍一  3111   中飛  左安  空振
 HD 今成亮太  2110               中安遊ゴ
(5) 市川卓   3100   空振  二ゴ  一失  四球
(3) 鵜久森淳志 3001   一ゴ  左犠  右飛  空振
(2) 駒居鉄平  4125     右飛中安  一邪  中本
(4) 高口隆行  4000     二飛遊飛    左飛三ゴ

         投球回 打者 投球数 安 本 振 四 失 責
   糸数敬作  3   11  47 3 0 4 0 0 0
 ○ 内山雄介  2   10  37 3 0 2 1 1 0
   中村渉   2    7  27 1 0 1 0 0 0
   宮本賢   1    5  12 2 0 1 0 0 0
   菊地和正  1    3  12 1 0 1 0 0 0

■フューチャーズメンバー(数字は本日の背番号)
監督  藤田浩雅ジャイアンツ:91)
コーチ 金杞泰 (ジャイアンツ:92、一塁コーチ)
    玉木重雄ジャイアンツ:93)
    宮本栄治(ジャイアンツ:90)
    島田一輝(ファイターズ:69、三塁コーチ)
投手  末永仁志(マリーンズ :40)
    山田裕司(スワローズ :8)
    深沢和帆ジャイアンツ:80)
    金森久朋(イーグルス :57)
    染田賢作シーレックス:19)
    岡本篤志グッドウィル:62)
捕手  山本大明イーグルス :56)
    高森勇気(シーレックス:51)
    小山桂司(ファイターズ:66)
内野手 十川孝富(ジャイアンツ:49)
    吉川元浩ジャイアンツ:50)
    石橋尚登(グッドウィル:28)
外野手 山本光将ジャイアンツ:44)
    作田啓一ジャイアンツ:48)
    下山学 (ジャイアンツ:76)
    中村真人イーグルス :58)

盗塁  佐藤 (1回 打者糸井)
    十川 (2回 打者小山)
走塁死 今浪 (5回 打者糸井)
失策  糸井 (5回 打者石橋)
    山本光(6回 打者市川)
残塁  FT8、F4

得点経過
4回裏 無死一三塁から、金子洋がレフト前にタイムリーヒット
 〃  続いて無死一三塁から、渡部がレフト前にタイムリーヒット
 〃  一死二三塁となって、鵜久森がレフトに犠牲フライ
 〃  続いて二死二塁から、駒居がセンター前にポテンと落ちるタイムリーヒット
5回表 一死一塁から、石橋がレフト線にテキサスヒット、糸井が後逸する間に一塁走者作田が生還
6回裏 この回先頭の金子洋が、レフトスタンドに特大のソロホームラン
8回裏 二死満塁から、駒居がバックスクリーン左に満塁ホームラン
9回裏 二死から、糸井が右中間スタンドにソロホームラン

選手寸評

糸数敬作
そこそこの威力のストレートとコントロールのできるカーブをメインに組み立てて3回で4奪三振もフューチャーズに3安打を浴びる。前に見た吉川より明らかにまとまっているのだが、被安打が多かったのを鑑みるに上がるにはもう一つ「なにか」がほしいところ。
内山雄介
ための大きいフォームから最終的な腕の出所はスリークォーター。盗塁はされなかったものの、ランナーをおいても「ため」がほとんど変わらないので見ていて不安になる。ただ、変則フォームからずっしりくるストレートは魅力的。
駒居鉄平
グランドスラムを含む2安打5打点の大活躍。打撃好調の渡部や成長著しい今成に押されめっきり出番の減ってきた駒居ですが、打撃面を大きくアピール。ただ、気になったのが、2塁への送球(投球練習時も)が常に山なりになっていて、もしかしたら肩を故障しているのだろうか。
金子洋平
イースタンリーグ公式戦でも安打の半数がホームランととんでもないスピードで量産しているが、今日もレフトスタンドに特大の一発を放つ。しかし、注目すべきは長打力でなく四球が増えてきたところ。打率は.240でも出塁率が.400近くなってくれば面白い。
糸井嘉男
打撃は相変わらず高め安定。5回の守備のミスは球際に弱い面が出てしまったわけなのだが、なんというか初期のころの松井秀喜の守備を髣髴とさせるんですよね。身体能力の高さに対して、体の動きがついていっていない点とか。
尾崎匡哉
なぜか一塁ベースコーチとして出場。どこか負傷でもしているのでしょうか?
染田賢作
投球練習を見て「まるでマスターズリーグの選手のような投げ方」だなぁと思ってしまいましたが(湘南ファンの皆さんすみません)、結果は佐藤にヒット1本を打たれただけで3回をピシャリと抑える。復活してまだ日が浅いということなので、この内容なら十分でしょう。
山田裕司
前回見たのが代打での出場だったので、野手が10人しかいない今日はもしかしたら野手での出場があるのかなと期待していましたが投手としてのみ出場。投げるほうは散々な出来で最後の高口の当たり以外は打ち取った当たりからは程遠いもの。最初の4連打がすべて引っ張られているというのはさすがに・・・
深沢和帆
洋平にいきなり一発を浴びるも、その後は2回をきっちりと抑える。7回の打席では全力疾走で内野安打を記録。この全力疾走はとても印象に残りました。
小山桂司
フューチャーズから出場も最初の打席でいきなり自打球を顔面(鼻?)に受け悶絶。無事打席は継続できたものの、そのあとすぐに交代。結果DHの作田が守備について投手も打席に入らざるをえなくなったのだが、紅白戦のように指名打者の交代を公式にルールで謳ってもいいんじゃないかと思うのですが。