北京五輪代表最終候補
http://www.japan-baseball.jp/nationalteam/2008/olympic/player_final_nomination.html（全日本野球会議）
思ったよりはまともな人選ですが、中田翔や由規で一次選考枠を無駄遣いしていたつけは明らかに回ってきていて、選出選手の１／３くらいが今季負傷を経験しているという、常識的にはありえないことになっています。
まあ、負傷した選手が多いのは星野監督のビッグネーム優先志向なせいなのでもう仕方ないのですが、その影響をもろに受けて最終候補の時点で既に弱点が２つほど見えているという事態になっています。
（弱点その１）左のリリーフの不足
岩瀬という鉄板の抑え候補がいますが、それ以外に現在リリーフをしている左腕はいません。おそらく、成瀬や和田などに任せるつもりなんでしょうけど、いくら１流選手とは言え今と違う仕事をいきなり任せられていい結果が残せる確率は高く見積もっても５割というところでしょう。残念ながら川崎の調子があまり良くなかったので、星野や菊地原、宮西*1を一次選考枠に入れておいていたら選出の幅も広がっていたでしょう。
（弱点その２）ユーティリティ野手が皆無
今回の選出の中で強いて挙げるならアライバですが、ここまで鉄壁になってしまった選手をわざわざ他のポジションで使うのは愚の骨頂。私もいい加減しつこいとは思いますが、選出選手が２４人と少ない中で重要となるのはあらゆるポジションに対応できる選手、そうキムタクと飯山裕志ですよ。和田やガッツもいざとなれば捕手ができると最近まで寝言をほざいていた某監督の意見は当然無視です。この２人のどちらかを選出していれば捕手３人という無駄な選出*2をしなくて済みますし、ちょっとした負傷にはとりあえずこういう選手を出場させることで窮地をしのぐことも可能となります。
おまけ
http://beijing2008.nikkansports.com//baseball/p-bb-tp0-20080620-374079.html（nikkansports.com）
はぁ？ 寝言は寝てから言ってください。藤川や岩瀬をさしおいて今の状態の上原を抑えとして構想するなんて、中二病の妄想じゃないんだから、日本代表の監督やコーチともあろうものが訳わからないことを言わないでほしいです。
わざわざ「トリプルストッパー」というものに頼らずとも、成瀬や岩隈、そしてダルビッシュなら普通に７回を投げ切ってくれます。後の２回を藤川と岩瀬、そして久米に任せればいいのです*3。
