クライマックスシリーズ
日本一も無事決まったことですし*1、自分の中に溜まっていたものをつらつらと出していこうかと思います。
今期からセリーグとあわせてクライマックスシリーズが始まったわけですが、予想通りというかなんというか感情的にクライマックスシリーズの存在を納得できない人も多いみたいですね。
そもそも従来の日本シリーズだって、140試合終了した後のたった７試合で日本で一番強いチームひいてはリーグの優劣すらも決めてしまっていたので、そもそも日本シリーズの存在自体理不尽だったわけなのですよ。
日本シリーズが長期のペナントでの一番を決めるのであれば、７試合での決戦と言う形式をやめて１リーグ制にするしかないのです。これが論理的な帰結。クライマックスシリーズが理不尽で日本シリーズが理不尽でないと言うのは非論理的な意見ですね。
とはいえ、今のクライマックスシリーズの制度も当然問題点はあるわけで、例えばリーグ毎の日程のずれ*2とかリーグ１位チームへのアドバンテージ*3とかいろいろな問題がありますね。ですが、一番の問題点は「日本シリーズの位置づけ」だと思うんです。
これは、今のポストシーズンにおいて「アジアシリーズの位置づけ」がはっきりしていないからこのような状況が起こっているわけなのですが、ここは将来のnpbの為にもできるだけ早くはっきりさせておかないといけない点だと思います。
現状では、アジアシリーズがただの国家間野球交流戦なのか、アジアでのプロ野球球団最強を決める大会なのかどっちつかずの状態になっています。いや、主催者はおそらく後者を目指しているんでしょうが、npb側*4にそこまでのやる気を感じられないんですよね。
そこで提案するのですが、いっそのこと日本シリーズ（クライマックスシリーズ）をアジアシリーズへの出場権を決める大会と割り切って、相対的に価値を下げてみてはどうでしょうか。
こうすることによって、日本シリーズの役割がはっきりしてクライマックスシリーズからの一連の流れがうまく意味づけできると思います。短期決戦のアジアシリーズへ進出するのは同じ短期決戦を制したチームということで。
え、日本で一番強いチームがどこになるかこれだとわかんなくなる？
確かにその通りですね。でも、それってどうでもよくないですか？ 毎年ポストシーズンにほぼ必ず進出しているニューヨークヤンキースのやり方は一歩引いて見てみて本当に面白そうに見えますかね。
それであれば、リーグ優勝の価値を相対的に高めることにより、長丁場のペナントレースで見事１位を勝ち取った球団にも恩恵を与えてあげればいいのではないでしょうか。
