スワローズ―ファイターズ 〜春季教育リーグ〜(鎌ヶ谷)

ついに球春到来です。ということで今季開幕戦も例年通り鎌ヶ谷となりました。
1回からいきなり、先発多田野が負傷退場したり、ランナー上田に打球が直撃したりしたため、荒れる試合展開になるかと思いましたが、結局貧打線となってしまいました。
結果は、乱調の花田からどうにか1点を取ったファイターズが勝利を収めました。
以下がスコアテーブルです。

S |000 010 000 |1
F |000 000 11× |2

S  石川、増渕、山本、●花田―川本
F  多田野、土屋、植村、○谷元―今成
審判 PL牧田? 1B森? 3B有隅?
観客 350人くらい?

戸田スワローズ
          打得安点 1回2回3回4回5回6回7回8回9回
(8) 上田剛史  5131 右安  投ゴ  右本  中飛  右安
(6) 森岡良介  4010 捕ゴ  中安  三振  中直  四球
(D) デントナ  4000 遊ゴ  空振  右邪  死球  中飛
(9) 宮出隆自  4020 四球    左安左安  空振  遊ゴ
(4) 吉本亮   4020 二ゴ    右安左安    三ゴ
(2) 川本良平  3000   空振  四球中飛    空振
(3) 牧谷宇佐美 4010   空振  三併  投ゴ  中安
(5) 城石憲之  2000   三ゴ  四球  空振
 5  大塚淳   1000               空振
(7) 中尾敏浩  4000     空振空振  空振  遊ゴ

          投球回 打者 投球数 安 本 振 四 失 責
   石川雅規   3   11  32 1 0 2 1 0 0
   増渕竜義   2    7  30 1 0 1 2 0 0
   山本斉    2    7  22 2 0 0 0 1 1
 ● 花田真人   1    6  19 3 0 0 1 1 1


鎌ヶ谷ファイターズ
          打得安点 1回2回3回4回5回6回7回8回9回
(8) 紺田敏正  3120 中安  四球    三ゴ  右安
(4) 今浪隆博  3010 投犠  遊飛    遊ゴ  左安
(9) 鵜久森淳志 3000 遊ゴ    左直  遊ゴ  死球
(D) 金子洋平  2010 左飛    左安
 HD 小田智之  1010             中二
 RD 大平成一  1100               一ゴ
(7) 市川卓   2010   三ゴ  死球    中安
(3) 高口隆行  3000   三ゴ  三併    三併
(2) 今成亮太  3000   三振    二ゴ  二ゴ
(5) 杉谷拳士  2010     三ゴ  四球    左安
(6) 中島卓也  2000     空振  空振    捕犠

          投球回 打者 投球数 安 本 振 四 失 責
   多田野数人    1/3  2   3 1 0 0 0 0 0
   土屋健二   4 2/3 22  88 6 1 6 3 1 1
   植村祐介   2    7  32 0 0 3 1 0 0
 〇 谷元圭介   2    9  38 2 0 2 1 0 0


盗塁  紺田  (8回 打者鵜久森:5球目に二盗)
盗塁死 杉谷2 (5回 打者中島 :4球目にエンドラン失敗)
        (8回 打者今浪 :4球目に捕手川本からの牽制で戻れず)
暴投  花田  (8回 打者鵜久森:1球目)
残塁  S14、F5

得点経過
5回表 1−0 この回先頭の上田が、ライトスタンドにソロホームラン
7回裏 1−1 無死一三塁から、高口のサードゴロ併殺の間に三塁走者大平が生還
8回裏 1−2 二死一三塁から、打者鵜久森への1球目を花田が暴投、三塁走者紺田が生還

選手寸評

土屋健二
先発の多田野が足にピッチャー返しの直撃を受けて降板したため緊急登板。高卒ルーキーの緊急登板ということで滅多打ちをも覚悟していたのですが、なかなかどうして好投。後半は息切れしたものの5回までを1失点に抑え、緊急リリーフとして十分な働きをしました。この日はタイミングを外すカーブが要所でうまく決まっており、スワローズ打線から6奪三振。タイプとしては総合力型で、もう少し球速が上がれば一軍昇格も見えてくる印象を受けました。
植村祐介
以前見た時よりも球速がかなり上がっている印象で、得意のストレートを決め球にスワローズ打線から2回で3奪三振。これまで先発としての登板が多かったが、球威のある直球を生かしてセットアッパーあたりでもおもしろいかもしれない。
谷元圭介
公称身長166cmとひときわ小柄なルーキー投手。ストレートに威力があり同じく身長の低い武田久投手とタイプがよく似ている印象。
紺田敏正
2軍はもう卒業したと言わんばかりに、2安打1盗塁と活躍。守備も安定しており、この日のファイターズ打撃陣の中では唯一一流選手の風格を感じさせた選手でした。一軍で積極起用されている糸井に対抗するためにも、バッティングでアピールしていきたいところ。
杉谷拳士
ドラフト6位の高卒ルーキー。ファイターズにはグラウンド上で比較的静かな選手が多かったのですが、この杉谷はうるさいくらいに声を出し続けます、5回に四球を選んだ際には「よっしゃ」と声を出すほどに。そのような積極性は見せるのですが、守備や走塁のまだまだ。特に走塁判断はまだプロのレベルに達しておらず、三塁コーチでもある新任の三木コーチから試合中何度も指導を受けていました。同期の中島とあわせて積極起用されているみたいなので、互いに競い合ってレベルアップしてほしい。
石川雅規
そんなに調子がいいようには見えなかったですが、3回を1安打無失点。格下の打者を全く寄せ付けないあたりはさすがはエースといったところでしょうか。
上田剛史
1回にいきなりサードランナーで宮出の打球の直撃を食らうも、その影響はなかったようで3安打1本塁打と活躍。土屋に疲れが見えていただけにホームランを狙う場面かという疑問は残りますが、それでも5回に逆風の中ライトスタンドに叩き込んだホームランは見事の一言。

谷元圭介
土屋健二
杉谷拳士